生きるのが楽になった話
自分はなぜか12歳くらいの時から、
「生きててもしょうがないなー」みたいな感覚に陥ることが多く、
「生きるのが楽しいと思える日がいつか来るんだろうか。。。」と常に考えていました。
周りから見ると僕はそんなことは考えない、
むしろポジティブな人間に見えるようで、
ポロッとこういうことを話すと、
「順調そうな人生を送っているのに、何で!?」とびっくりされます。
どんなにネガティブな友人も、「生きているのが嫌だ」とは思わないようで、
こういう感覚について話すと驚きます。
生きているのがとにかく辛く、かと言って死ぬのも大変。。
地獄のような日々。
それはつい最近まで続いたのですが、
長年に渡り色々試した結果、
30歳になる今年、どうやら生きるのが辛くなくなりました。
なんと表現したらいいかわかりませんが、
これは本当に嬉しい事です。
こういう感覚になったことがない人は理解に苦しむと思いますが、
生きていて、辛くなったり、消えたくなったりしないのです。
これほど素晴らしいことはありません。
どうやってこの状態を手に入れたのか、
振り返ってみたいと思います。
何が生きるのを辛くさせていたのか
自分を死にたくさせるきっかけは、概ねこんな感じでした。
- ちょっとしたことで、「自分は無力だ、価値がない」と感じる。
- 仕事仲間、友人からの評価が気になる。自分はダメだと思われているんじゃないか、という不安。
- 社会的、経済的に成功しなければならない、というどこから来るかわからない脅迫観念。
- この競争社会でがんばった先に何があるのか、何のために頑張るのかわからなくなる。
死にたくなるほど辛いなら、こういう考え方を変えればいいじゃない、
と思うかもしれませんが、
これが何故かなかなかできない。
強制的に思考を変更しようと何度も試みましたが、
最終的にはここにどうしても戻ってきてしまいます。
そこで、内面からのアプローチだけでなく、
外面から、すなわち具体的なアクションでもって変えようとしてみました。
自然が豊かな田舎に引っ越す。
ずっと都心での生活していましたが、山に遊びに行った時に、
自然の中にいるとリラックスしている自分に気が付きました。
(まぁ、自然の中でリラックスするのは当然のことなんですがね。笑)
毎日こんな所で生活できたら、もしかしたら何か変わるかも?
と思って思い切って引っ越しました。
空も広く、空気も綺麗。おまけに家賃も安いので、家計と心に余裕が生まれる。
たまに都内にいくと、今まで自分がいかに不純な空気を吸い、
いかに狭い空の下で生活していたかに驚きます。
もはや都内に戻ることはないでしょう。
肉食をやめる。玄米を主食に。
特に理由もなくなんとなく肉食をやめてみたのですが、
身体が軽くなりました。
マクロビオティック的には、人間は陽性の生き物なので、
陽性の肉を食べるには向いてないのだとか。
肉を食べるなら、その陽性を打ち消す陰性の食べ物を一緒に食べるのがよいそうです。
また、玄米を主食にしたのは、最近玄米を出す店が増えていて、
そういう所で食べて、単純に白米よりおいしいと思ったからです。
栄養もこちらがすぐれているなら、玄米食に切り替えない理由はありません。
スーパーにはあまり売っていないので、Amazonなどで無農薬のものを買っています。
玄米食に切り替えた後のお通じの良さは目を見張るものがあります。
毎朝、スッといきます。それはもう、気持ちいいくらいスッと。
毎朝、瞑想(座禅)を。
一番効いたのはこれでした。
毎朝瞑想することで、頭を空っぽにすると、
一日中、無意味な不安や恐怖を感じることがなくなりました。
瞑想、座禅とかっていうと引いちゃう人も多そうですが、
シリコンバレーではいま、瞑想が流行っています。
スティーブ・ジョブズ、ビートルズも瞑想を早くから取り入れていたそうです。
わたしはあまりしませんが、ジョギングなども似たような効果を得られるようですね。
おかげで、ここ数ヶ月は意味のない不安や恐怖を感じておらず、
ようやく生きるのがつらい人生を卒業できました。
ありがたや。
同じような症状の人のために、何かの参考になったら幸いです。